火伏せの奇祭「米川の水かぶり」発祥の地
当寺の境内に鎮座する秋葉大権現を本尊とする「米川の水かぶり」の火伏の行事があります。この行事は起源は記録がないので定かではありませんが、十二世紀後半、藤原秀衡が天台宗諏訪森大慈寺を創建した時より毎年二月の初午の日に修行僧の行として始まったものと伝えられています。
修行僧は行場(現在は宿と言い菅原氏宅)で水ごおりを取り身を清め、裸になった全身に藁装束をまとい、顔にかまどのススを塗り、秋葉大権現に参詣し神の使いと化し、町に繰り出し町の火防を祈願しました。
町では家々に用意された水を屋根にかけながら走り抜ける。人々は男達から藁を抜き取り屋根に上げ火伏せのお守りとします。いつごろからかわかりませんが、当寺のお膝元である五日町の若い人も厄払いを兼ねこれに加わり、現在まで一年も休むことなく受け継がれています。この行事は五日町の人達のみで行うものと言い伝えられ、受け継がれております。
藁装束の一団とは別に、鐘を叩く墨染めの衣の火男面と天秤に手桶を担ぐ女装のおかめの面の二人組が家々を回ります。この行事は発祥以来一年もかかさず行われて来たことが認められ、下記の通り文化財の指定を受けています。
- 昭和四十六年十月八日 東和町無形民俗文化財に指定
- 平成三年八月三十日 宮城県無形民俗文化財に指定
- 平成十二年十一月十七日 国の無形民俗文化財の指定
- 平成三十年十一月二十九日 ユネスコ(国連教育科学文化機関)無形文化遺産に登録
米川の水かぶり・限定御朱印
水かぶり催行日限定の御朱印がございます。
ご希望の方は本堂横の庫裡にて承っております。
米川の水かぶり・参考サイト
- 「米川里山だより」米川の水かぶり
- https://miyagi-yonekawa.com/mizukaburi/
- 来訪神 米川の水かぶり・水かぶり宿ブログ
- https://ameblo.jp/y-mizukaburiyado/
米川の水かぶり・動画紹介
- 米川の水かぶり【令和六年】
- https://youtu.be/MWetOirGdLs
- 米川の水かぶり【令和六年】(VR動画版)
- https://youtu.be/CFl4FmtzLLs
- 米川の水かぶり(令和5年)
- https://youtu.be/XXnc7C2AROk
- 東和じかん・VR米川の水かぶり
- https://youtu.be/DU4dLA05yEc
- 2015年に訪れた吉村作治さんのチャンネル
- https://youtu.be/7hWHOSYu73Y
- お祭りナビ
- https://youtu.be/AwXxEGbJxSs
- 米川の水かぶり(令和2年・撮影:仙台南高等学校放送部)
- https://youtu.be/tnzhURgu8J0